種麹:菱六もやし

六波羅蜜寺北にあるみなとや幽霊子育飴本舗はご存知の方も多いと思いますが、菱六もやしはその二軒左お隣。「菱六もやし」という看板が出ているほかは、あまり目立つものもないお店、実は最近までずっとお野菜の「もやし」を売ってるのかな?と思っていました。ただ冬になると甘酒を売っていたので、どういう関係なのかなと不思議に思うことはありましたが。

実はこのお店、麹菌の元となる種麹を売るお店で、酒作りで米に麹菌をはやして熟成させる行為を「もやす」というところから「もやし屋」と呼ばれるようになったとのことです。京都に来て漢字の読み方を調べるようになったのと同じく、老舗で教えられる事もとても多く、固まりかけた頭には良い刺激になります。

酒屋や味噌・醤油やなども、自社で種麹を作るところが多いようで、現在では全国でも6軒ほどが稼働しているにすぎないようです。なのでホームページでは、自社製の種麹に加えて他社のもの、それに麹菌を使って作られたいろいろな製品も取り扱っています。納豆菌などもあるようなので、今度試してみようかと思っています。

Hishiroku

店名:菱六もやし

場所:https://goo.gl/maps/Dh1iD6ZrAAxsXXQ6A

住所:〒605-0813 京都府京都市東山区 大和大路東入二丁目 轆轤町79

営業時間:9:00-17:00

休業日:土曜日・日曜日

HP:https://kawashima-ya.jp/