パトさんの写真館

アルザス発・世界100カ国経由・京都行き

自宅のふろ場を暗室に、写真を撮り始めたのは14歳の時、生まれ故郷のアルザスでのこと。同じ頃旅行に目覚め、インドへヒッチハイクで行ったのを皮切りに、現在までに訪れた国は100国以上、旅行をしながら写真を撮り続けています。

日本にたどり着いたのは1970年も終わり、それ以来40年、日本とフランス、その他の国々を行き来しながら暮らしています。

With maiko Fukutama around Miyagawa-cho

世界の旅

「違った人に出会うため」パトさんの旅はまだまだ続きます。


フォトジェニック京都

寺院仏閣、庭、祭事、それに花街。世界各地を回りましたが、いくら写真を撮っても撮りつくせない、それが京都の魅力です。気候的にはこれほど住みにくいところも少ないですが、四季の移ろいでがらりと表情が変化、同じ場所で写真を撮っても、同じには写りません。

そしてもう一つ、心を奪われたのが路地を蜃気楼のごとく歩き去る舞妓さん、芸妓さんの姿。実は町家の購入も、一歩ずつ花街の近くを目指して増えていきました。現在は宮川町歌舞練場と壁を接する町家をすみかにしています。午前中は舞妓さんのお稽古時間、あまり上手とは言えない三味線の音色が響いてくるのも楽しいものです。

京都の四季

「京都、春に行ったことあるから」だったら次は秋。京都の四季は七変化、どうしてこんなに違う顔ができるのでしょうね。



京都の祭り

「葵祭のがしちゃった」でもご心配なく。来年も同じ日、同じ時間に、同じ祭が行われるのが京都です。



国内のコンテスト

こっち向いて、舞妓はん


京都は写真家の聖地。一年を通して数多くの写真撮影会が催されます。桜のころと紅葉の時期の撮影会では、600人以上のフォトグラファーが参加、自慢のショットでコンテストも開催されます。
以下は2016年3月に、全日本写真商組合 (Photo Partner West)が主催した、第6回京都舞妓大撮影会フォトコンテストの、授賞式の模様です。応募作品1006枚中、特選に選ばれました。

富士フィルムフォトサロンでの授賞式にて。審査員の織作峰子氏と。

2016年3月:第6回京都舞妓大撮影会 写真コンテスト (全日本写真商組合)特選:ここよ (平安神宮内庭園にて)
一年生の舞妓さん、まだまだ可愛さが残ります。どうしてわかるって?一年目は紅を下唇にしかさせないのが決まり、まだまだ半人前ということですね。

201511月:第10回舞妓ともみじ大撮影会(京都府写真材料商業組合)佳作:よろしおすか?

撮影会に来た写真家を被写体に。「そこ邪魔だよ」という声が聞こえてきそう

2016年11月:第11回舞妓ともみじ大撮影会(京都府写真材料商業組合)準特選:遊び心
智積院での撮影会。国立美術館のそばなのですが、寺院の中はとても広く、人も少なく、紅葉撮影スポットの穴場です。

2018年11月:第13回舞妓ともみじ大撮影会(京都府写真材料商業組合)佳作:紅葉に向かって

フォトパートナー京都では、年に2回、秋と春に、舞妓さんや芸妓さんとの撮影会を開催しています。最近の秋の撮影会は、ここ智積院にて。院内は広く、誰でも気軽に散策できます。紅葉の頃と青紅葉のお薦めスポットです。

海外のコンテスト

「優勝おめでとうございます!」というアメリカの友人からのメールで、入賞を知りました。アメリカ最大の写真雑誌「ポピュラー・フォトグラフィー」の「Photo of the month」コンテストで1位を受賞したとのこと。 宮川町の舞妓、富美芳さんが夜の花街をお座敷へ向かっている写真でした。花街の世界を知った2015年のことでした。

Popular Photography Magazine

2017年5月:2016年ポートレート部門第5位(N Photo Magazine)
N Photoはニコンユーザーにとって、イギリスでは人気ナンバーワンの写真雑誌です。定期的にフォトコンテストを開催しており、受賞したのは2016年のポートレート部門に応募したものです。
写真コンテストはPhotocrowd.comのオンライン上で行われています。

Portrait of a Geiko

オンラインのコンテスト

2017年 個別部門(GuruShots)どしゃ降り:

GuruShotsは写真愛好家が、コンテストベースに作品を発表できるプラットフォームです。世界中からアクセスがあり、プロの審査員も多数参加。ちなみにこの写真は入賞後に、ウィーンのHinterland Galleryで展示されました。
その後2017年ベストフォト部門でも入賞、2018年にはミラノ MIAフォトフェアで展示されました。作品を見にニースから車を飛ばすこと4時間、GuruShotsのコーナーを見つけたものの、お目当ての写真が見当たりません。係の人に尋ねたところ「あの写真、私も気に入っていたのだけど、一番最初に売れちゃったの」。ちょっとがっかりしましたが、嬉しくもあった瞬間でした。(https://gurushots.com/challenge/solo-subjects/winners/all)

宮川町の路地にて。どしゃ降りの雨の中、ずぶ濡れになりながらの撮影。パトさんの姿に気づいた舞妓さんに、思わず大笑いされたとか。

2019年度気象写真コンテスト (Weather Photographer of the Year 2019) (Photocrowd)  9 位入賞:

Photocrowdもフォトコンテストサイトなのですが、本拠地はイギリスにあります。ロンドンの王立気象協会がスポンサーになっているこのコンテスト、厳しい気象条件を題材にした数々の風景写真の中、被写体が人物であるこの写真が選ばれました。
2020年には王立気象協会から、次のメッセージを受け取り、N-Photo マガジンに掲載されるということ、その後で王立気象協会の印刷物として本が発行されるという嬉しい知らせを受けました。ちなみにこの写真は、わたしの一番のお気に入りでもあります。

https://www.photocrowd.com/photo-competitions/photography-awards/wpoty-2019/winners/#heading-1991

2020年

Dear WPotY 2019 Entrant,

 
I would like to inform and congratulate you on being selected for our Weather Photographer of the Year 2019 shortlist!
 
The public voting is now closed and the photo was #9  of the shortlist of 24 photographs.  

 

 

 

この結果を受けて、N Photoマガジンに写真が掲載されました。